掴みは OK! 長野麻子氏
2014年07月13日(日)
13日(日) 10時~ 市役所で
食品リサイクル最新事情と題して、基調講演が行われました。 長野麻子氏(農林水産省食品産業環境対策室長) どんな難しい話かと思っていましたが、 最初の話が、雨女で、鶴ヶ島の雨乞い行事で、ふれ~ふれ~と みんなと一緒にやったら次の日3ミリの雨が降ったなどと、 話が上手で、面白く、 いつもなら難しい話は、瞼がくっ付いてくるのに、 あっという間の時間でした。 話はもちろん深刻です。 食べ物を大切にしなくちゃと思います。 人口が増えているのに、食糧生産は落ちている。 栄養不足の為に、 途上国では5歳前に命を落とす子供の数が年間500万人。 それなのに、農業生産から消費に至るフードチェーン全体で 世界の生産量の3分の1にあたる約13億トンの食糧が毎年廃棄。 日本の食品ロスは年間約500~800万トン それは、世界全体の食糧援助量の約2倍にあたるらしい。 そしてそれは、日本の米収穫量(2012 約850万トン)にも 匹敵するらしい。 事業系は、規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなど。 家庭系は、食べ残し、過剰除去、直接廃棄。 納品期限緩和、賞味期限延長、売り切り、食べ切りetc 色んな取り組みが、なされているようです。 賞味期限は、美味しく食べられる期限で、 この期限を過ぎたら食べられないという事ではありません。 ここでお父さんの出番です。 毒味をして、ウン、大丈夫という事で、お父さんの威厳を示します。 消費期限は、過ぎたら食べない方が良い。 家庭の生ごみに関しては、 エコ鶴から、 少し干すと水分が60%になり、 それを出すことで、燃やすための燃料が節約できる事、 臭いもなく、虫も来ない事、 など、生のまま出さずに、少しでも干す方が良いという事でした。 たくさんの方が聞きに来て下さいました。 いきいきさんの司会で進められ、 いろんな方のお話が聞けました。 学生さんは、コンビニでバイトした時、廃棄の多さに驚いたそうです。 ご家庭の主婦の方は、一度作るとたくさん出来るので、 近所の方にも分けて差し上げ、 そして、いただく事も多いという事でした。 お茶の葉を搾って床に撒いて掃き掃除をすると良い香りがするし、 猫の毛も一緒にきれいに出来ると言う事でした。2度掃いて下さい。 今、私たちは、たくさんの食べ物に囲まれています。 でも本当は、60%が外国産。 そして、まがい物も多い。添加物も多い。 ちゃんとした物を、ほんの少しだけ、 良く噛んでゆっくり楽しんで食べよう。 そうすれば、買い過ぎも、食べ過ぎも無いかも知れない。 体も調子良く動くかも知れない。 食品廃棄物もあまり出ないかも知れない。 食品廃棄物や、生ごみは土に返そう。 それが肥料となって、また美味しい野菜が戴ける! 6日、16日、26日は、エコ鶴の農作業日です。 同時に、その日は、野菜クズと新鮮野菜交換の日です。 9時半ごろ、大橋公民館の前でやっておりますので、是非どうぞ。 会員も募集中です。 |
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日本では、加工技術が進んでいるのだけれど、それに伴っていろんな添加物も多くなっている。
冷蔵庫、冷凍庫も普及しているけれど、あまりそれに頼り過ぎても…とも思う。
昔からある発酵技術をもっとしっかり使っていければ。
納豆、味噌、醤油など。
昔からある菌さえも、化学的に培養されているらしい。
どうしましょう?大変だーと思います。