笑える実話－2 ドッグフード
2020年09月04日(金)
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昭和40年代、工場は活気があった。仕事の時は鬼の課長も定時後は人が180度変わり、皆に酒を飲まし、毎日ガス抜きしていました。今日も行くぞ！ それで分る飲み屋「晴れ松」。博多出身の女将が経営する、典型的な関西の飲み屋、カウンター12名程度と座敷に座卓が２台ある小さな店でした。皆「お母ちゃん」と呼んでいました。支払いは夏冬のボーナス２回払い、金足らんのじゃーかーちゃん、馬鹿たれがー、そこの皿でもあらっちょけ！そんな、気の置けない気さくな店で、毎日飲んでいました。その店にパグという犬種のハナペチャ犬がいました。
 係長遅いな！その時課長の目に入ったのが悪かった！ チャウ（違うという関西弁）という飼い犬が食べ残した、ドッグフードのお皿が目に入った、よし、これあいつに食べさしたろ！ 皆に黙っとけよ！と釘を刺したあとに、係長が駆け込んできました。皆これから怒る事態に笑いをこらえ下を向いていました。異様な雰囲気に気づいた係長は「どうかしたんですか？」 何でも無い、まあいっぱいやれ！ これお通しやと課長が小皿に盛り直した、食べ残しのドッグフードを差し出しました。あんまり見たこと無いですね！ そりゃそうだ！ 新しいお通しやと課長、ビールを飲んだ係長が遂に手にして口に運んだ！もう吹き出しかけてる奴がいる、ちょっと湿ってますね！そりゃそうだ、チャウがなめ回してるから！ そこでたまらず吹出した奴が数人。 その後何人か犠牲者が出たが、噂が広まりすぎて、この騒ぎは収った。 |
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｜ 2020/09/04 08:38
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