いけちゃん物語 その3 進駐軍
2018年02月27日(火)
日本を降伏させた連合軍は一時、日本4分割案を検討していたようですが、幸い
アメリカの統治下となりました。日本の技術力の高さに驚いたアメリカは再軍備を恐れ 日本に平和憲法を押し付け、進駐軍を派遣してきました。 呉の本家は幸いにも戦火を逃れていたので、進駐軍士官の宿舎に充てられていました。 3家族が暮らしていましたから、家の大きさが想像できるでしょう! 池田家は呉では有名な魚問屋だったようで、日本海軍に魚を一手に収めていたようです。 爺様は仕入れ担当士官をせっせと接待して、ぼろ儲けしていたのでしょう。 たまに大阪から夏休みに遊びに行くと、宿泊していた士官夫婦に可愛がられました。 町の子供たちには絶対手に入らない、アメリカの見たこともないお菓子を頂いたり ジープに載せてもらい、待ちの中をキャンディーを撒きながら走って、子供が追いかけ お菓子を奪い合うのを笑いながら眺めているアメリカ兵の横に座っていたりしました。 一番の思い出は、映画館です、ボブホープの「腰抜け二丁拳銃」と言ったアメリカの 喜劇を見に行った時、一番初めに大笑いするのが、アメリカ兵、その次が字幕を読んで 笑う日本の大人、最後が親に説明受けて笑う、日本の子供たち! の3段階の笑い声でした。 気の強いばあ様は、敗戦国なのに、アメリカの若い奥さんたちを、顎で使っていました。 日本の女性は昔から強いです! |
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『戦後 強くなったのは、女と靴下(ストッキング)…。』
それ以前から貴方のお婆ちゃんは、凄かったんですね!
何はともあれ、日本四分割案?実行されなくて良かった?!
戦争知らない子供のわかばより