タバコって、世の中から無くしていくべきもの?
2009年07月16日 06:36
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私事ですが、メタボリック・シンドロームって言葉、私のためにあるようなものなんです。 そんな私にとって、好きなものを好きなだけ食べることは、タバコと同じように体に悪い。 こんなふうに我々人類は、「体に悪い楽しみ」をいろいろ持っている。なにもタバコだけじゃないんです。 しかしタバコが他の嗜好と決定的に違うのは、 「微量でも体に悪い」 「害悪が他人にも及ぶ」(受動喫煙)の2点。 メタボの場合、脂肪分も適量なら良い栄養。そして煙のように漂って、他人の体に入ることはありません。 そんなタバコ問題の根本的な解決策は、究極の分煙。喫煙者と嫌煙者とが、煙が届かないほどに離れて暮らすことです。 しかし人類が、タバコのことで二分されてしまうのはもったいない。その分、すばらしい出会いだって減ってしまいます。 そこで、「タバコのほうを無くしていく」というのはどうでしょう。 地球環境のために、白熱電球を無くしていくように、少しずつ生産量を減らすなどして、徐々にこの世から無くしていく。もちろん、タバコ産業に携わる人への補償を行ないながら。 一方、新たな喫煙者を作らないようにする。 生まれながらのニコチン中毒という人はいないでしょう。そこで、タバコを吸える年齢を、現在の20歳から、毎年1歳ずつ引き上げていく。80年ぐらい経てば、ほぼ誰も吸えなくなります。吸うということを、考えつかなくなるのが理想ですね。 そのくらいの、壮大なスパンの話です。 今タバコを吸っている人に禁煙を強制するのはファッショです。そうではなくて、誰もガマンすることなく、長~い時間をかけて、タバコという存在を無かったことにしていくのです。 私だって、パンにバターを好きなだけ塗りたい。しかし孫の代には、「メタボ」という言葉が無くなっていてほしい。 そんなワガママな感覚です。 どうでしょう? |